クラウド型工事管理・管理会計システム

更新情報/お知らせ

お知らせ
Information/Blog

システム導入を検討するときに考えてみたい「建設DXの意味」とは?
建設DX

クラウド型工事管理・管理会計システムSitrom-CC(シトロンCC)を手がけるフォロスより、建設DXについての考えをお伝えしていく「現場だけじゃない。建設DXの主役は全社員!」シリーズ。 第1回は「システム導入を検討するときに、考えてみたい「建設DXの意味」とは?」です。

そもそも論、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とは何なのでしょう。 経済産業省の定義を見てみましょう。

*DXの定義は次のとおりとする。「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」*経済産業省「デジタルガバナンス・コード2.0」        

上記を噛み砕くと、以下の3点を考えましょう、ということだと考えます。

①顧客や社会のニーズとは

②製品やサービス、ビジネスモデル  業務そのもの、組織、プロセス、企業文化・風土  それぞれをどこを、どのように変えたら良いか

③自社の「競争上の優位性」はいったい何か

顧客や社会のニーズを変革された製品やサービス、ビジネスモデル、そして業務、組織、プロセス、企業文化・風土により満たして競争上の優位性を確立し、利益を上げる。 そしてその実現に、データとデジタル技術を活用する。

これが「DX」なのだと思います。

「システムを導入して、業務を効率化しよう」と思われたら、まず上記3点を考えてみるのはいかがでしょう。すでにはっきりしているよ、という企業にはもちろん不要ですが。 建設業については特に、業務そのもの、組織、プロセス、企業文化・風土を何も見直さないままシステムを入れたところ活用ができず、何の効果も感じられない、というケースが多いようです。

また建設業は差別化しにくい、という意見も多いかと思います。私たちは様々な業界の方々と仕事をしてきましたが、どこでも差別化は難しいものだと感じます。大切なのはビジネスをしたい相手、つまり顧客や社会がいったい誰なのか、そしてどんなニーズを持っているのかを考えることです。そこがはっきりすれば、あとは自社の社員や技術といった財産を用いてどのように解決できるのかを、製品やサービスとして提示します。ホームページなどで発信するメッセージが自ずと変わってくることでしょう。

私たちフォロスはシステム導入を検討いただく企業様には、業務そのもの、組織やプロセスの変革や差別化についてのコンサルティングから行い、真の建設DXと成長の実現のサポートをしております。長きにわたってコンサルティングを行なってきたスタッフがじっくりお話をお聞きしますので、工事管理システムの導入を検討される際はぜひご相談ください。

著作者:ArtPhoto_studio/出典:Freepik